行事や活動のようす
2023.12.25
不審者対応訓練(避難訓練)の様子
12月20日、今回で2回目になる警察合同の防犯訓練の様子をお伝えします。
白山こども園では、県警察とのホットラインである「非常通報装置」を設置しています。昨年度に続き警察合同の不審者対応訓練を、今回は外部の施設(9施設15名)の方々への公開も含めて行われました。
★非常通報装置とは・・・
金融機関等に設置されているものと同様で、ボタンを押すと直接山形県警察の110番指令室に発報、最寄りの警察署から直ちにパトカーを急行させると共に、緊急配備や緊急手配等を行うシステムです。民間のセキュリティー会社と比べ、警察官到着までの時間が格段に早く、緊急時対応がスムーズで安心安全に大きな効果が得られます。
今回の訓練内容は、「子どもの声に激高した不審者が、危害を加えようと武器を片手に来園。インターホンを鳴らし、職員から園内に入ることを拒否されると、東側の通路を通って園庭に面する保育室から侵入を試みる。そこにパトカー等で警察官が駆け付け、不審者を取り押さえる。」といったことを想定し、行われました。
園内放送で秘密の暗号により不審者が来たことを知った先生たちは、子どもたちが怖がったり、不安になったりしないように声をかけつつ、みんな一緒に安全な場所へ避難。万が一、不審者が近くに来た場合を踏まえてバリケードを設置。対応職員は刺股やネットランチャー、催涙スプレー等をかまえ外側を堅め子どもたちの安全を確保しました。
今回の防犯訓練は、子どもたちの訓練ではなく、先生たちの訓練。
普段行う火災・地震・不審者の避難訓練は、事前予告があったり、自由遊び中の想定訓練が多いのですが、この日は本当にあった時に近いブラインド方式。突然の知らせに動揺せず、子どもたちにも怖いことが起きていることは知らせずに訓練をしました。
子どもたちは年齢に関係なく、先生の声がけや関わりによってスムーズに避難し、「みんな集まってどうしたんだろう?」「先生たちなにしてるんだろう?」と不思議そうにしている様子で、とくに不安になったり怖がったりしている様子は見られませんでした。
起きてはほしくありませんが、万が一に備えるのは大切なこと。
これからも、子どもも大人も非常時に備えて避難訓練を頑張っていこうと思います。